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第1673号 過去の出来事への気持ちを表す助動詞 解説篇

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1673号
過去の出来事への気持ちを表す助動詞 解説篇

配信日:2019年9月2日

9月になりました。

まだまだ暑いですが、夜になると、鈴虫の鳴き声がしたりと少しずつ秋の気配が感じられてきましたね。

まさに、季節がゆっくり移り変わろうとしている時なんでしょうね。

 
それではメルマガ本編に行ってみましょう!

 

過去の出来事への気持ちを表す助動詞

今回のテーマは「助動詞」です。

しかも、過去の出来事への気持ちを示す助動詞を見ていきましょう。

 
助動詞というと、can、may、must、should などがぱっと思い浮かぶのではないでしょうか?

ただし、これらはそのまま使っても現在時制でしか使えません。

過去の出来事についても助動詞を使うことができると、表現の幅は広がるはずですよね?

 
というわけで例文を交えて考えていきましょう。

 

次の英文を過去形にしてみましょう

The government should ban illegal sale of alcohol on the street.

 
The government should ban で「政府は禁止すべきである」とあって、その目的語が illegal sale of alcohol on the street「路上でのアルコールの違法販売」となります。

したがって、全訳は以下のようになります。

「政府は路上でのアルコールの違法販売を禁止すべきである」

現在形の英文であり、should は「…すべきである」という意味ですね!

 
それではこの英文を過去形にしてみましょう!

つまり

「政府は路上でのアルコールの違法販売を禁止すべきだった」

という英文にしてほしいのです。

 
助動詞を含む英文を過去形にするには

助動詞+have+過去分詞

という形にします。

 
つまり、先ほどの英文は

The government should have banned illegal sale of alcohol on the street.

というように、should have banned とすればいいのです!!

 
【助動詞+have+過去分詞】は過去において実行されなかった行為に対しての気持ちを示すことが多いんです。

したがって、この英文では

「政府は路上でのアルコールの違法販売を禁止すべきだった」

と言っているので、実際のところ、政府は禁止しなかったのです。
そして、そのことに対する非難や後悔の気持ちを含んでいるわけです。

 
この「過去の出来事に対する気持ち」というのが今回のポイントになります。

 
助動詞を使った過去を示す表現としては他には以下が代表的です。

助動詞を使った過去を示す表現

would+have+過去分詞「…しただろう」
must+have+過去分詞「…だったに違いない」
could+have+過去分詞「…できただろう」
might+have+過去分詞「…だったかもしれない」

 
例えば【might+have+過去分詞】であれば、過去の出来事に対する推量の気持ちを意味します。

 

次の英文を過去形にしてみましょう

Something might have happened to my boyfriend.

 
主語は Something「何か」。

might have happened なので、「起こったのかもしれない」となります。

 
したがって全訳は、

「彼氏に何か起こったのかもしれない」

となります。

 
今回は、過去の出来事に対する気持ちを示す助動詞の用法をその形と一緒に覚えておきましょう。

 
次回の【解説篇2】では今回のテーマを踏まえた課題文を出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。

 

編集後記

書籍『シミュレーション英会話』の電子書籍化の話が着々と進んでいます。

てっきり出版社が各電子書籍ストアと個別に契約するのかと思ったら、実はそうじゃないみたいです。

電子書籍もリアル書店と一緒で、出版社とお店の間に入る取次があるんだとか!?

私自体が紙の本派なので、電子書籍ってあまり読んだことがないのですが、日本でも市場は少しずつ拡大しているみたいです。

未知の業界のルールや常識は謎ばかりですが、これでまた一歩前進できた気がします!!

というわけでスマホやタブレットでも『シミュレーション英会話』が読める日が近いかも!?

Kindleや楽天koboなど有名ストアにも並ぶことになりそうです。

販売がスタートしたら、またお知らせしますね!

 
次は9月5日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
 

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