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第1724号 than ではなく to を使う比較級 添削篇2

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1724号
than ではなく to を使う比較級 添削篇2

配信日:2020年03月12日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

3月に入って講座の資料請求がいつもの倍くらいの数まで増えています。

こういう状況下ですが、きちんと半年後の秋入試を見据えて受験生は動き出しているわけですね。

半年後の入試まで中止になることはないでしょうから、今できることをコツコツやることが大事ですよ。

「心理系大学院 入試対策講座」も3月期の受講生を10名限定で募集しています。

基礎勉強は春のうちに終わらせておきましょう。この時期の学習の進捗度が、後々の「差」になります。

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を前回に引き続き添削していきます。

先週は「than ではなく to を使う比較級」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

Behind the robust sales of telecommunication equipment is a growing number of those who prefer the safety of working from home to the potential infection risk of packed commuter trains.

 
また今回は質問テーマとして
「自分の性格や特徴を動物にたとえると何ですか?」
もあわせて回答していただいています。

 
【1】

kayyacさん

>遠距離通信設備が爆発的に売れている背後には、
>満員電車という潜在的感染リスクよりも、
>自宅で働くという安全性を好む人々の数が増えていることがある。

robust は「頑丈な;たくましい」という意味ですが、それが sales と一緒に用いられると

「堅調な」

という意味になります。

「爆発的に」だとまた別の単語のニュアンスになるので、気をつけましょう。

>私も猫かもしれません。
>子供のころから団体生活は好きではありませんでした。
>私はリーダータイプではないので、
>皆に合わせなくてはならづ、居心地悪く感じていました。
>今は年金生活で、人に気兼ねなく生活できてます。

だとしたら、職人、フリーランス、芸術家など群れなくても自分のペースでできるお仕事が向いてそうですよね。

人には向き不向きってものがあるので、個人行動が多いのも1つの個性だと私も思っています!

-------------
 
【2】

S&Kさん

>遠隔コミュニケーション用機器の堅調な販売の背景は、
>満員の通勤電車での潜在的な感染リスクに冒されるよりも、
>安全な在宅勤務を好む人が増えつつあることにある。

telecommunication equipment を少し難しく捉えすぎでしょうか。
「通信機器」くらいに訳しておけばいいでしょう。

また、the safety of ~ なので、「~の安全性」としておきましょう。

safety と risk が対比的に比較されていますからね!

>柴犬ですかね~。柴犬って、喜怒哀楽がはっきりしてますよね。
>ボクも感情が顔に書いてる、ってよく言われるんですよ(笑)

嘘つけないタイプですね(笑)。

-------------
 
【3】

バンビさん

>通信機器の安定した売れ行きによって、感染リスクの可能性のある
>込み合った通勤電車よりも在宅勤務の安全性を好む人が増えている。

「~によって」と訳すと、前置詞 by のような手段を示すものか、もしくは caused by ~ のように原因を示すものの和訳に相当すると思います。

Behind なので、「~の後ろに」→「~の背景に」というニュアンスをもう少し反映できたらいいでしょう。

>私の勤務先でも今週からノートブックパソコンを
>毎日業務終了後に持ち帰るよう指示が出ました。
>いつ勤務先の入っている建物が閉鎖されるかわからないことからの対応だそうです。
>在宅勤務ができない職種(パソコンを使わない職種)だったら良かったのになぁ、
>と思う今日この頃です。子供たちは学校が早くも閉鎖されて
>働くご両親は大変だろうなぁと思います。
>早く落ち着いて欲しいです。

コロナは必要以上に恐れる病気でもなさそうですが、ワクチンや特効薬がないので皆不安なのでしょうね。
先が見えないので、在宅勤務や学校の休校がいつまで続くのがわからないのが大変だと思います。

-------------
 
【4】

縦横さん

>通信機器の堅調な売れ行きの背後には、満員の通勤電車の潜在的な
>感染リスクに対し家庭で働く安全性を好む人々の数が増加しているからである。

前置詞 to を「~に対して」と訳されていますが、prefer A to B は「BよりAを好む」なので、この to は「~よりも」という意味です。

than の代わりをしています。

A = the safety of working from home

B = the potential infection risk of packed commuter trains

という構造になります。

まさに今回の学習テーマですので、よく復習しておきましょう。

>のんびりと行動しているので牛でしょう。

いいですね。のんびり、まったり。
私も生まれ変わったら自由な牛になりたい(笑)。

-------------

 
今回の添削指導はいかがでしたか?

メルマガで紹介しきれなかった投稿は、
十分に出来のよいものであったり、
他の方と同じような間違いをしているものです。

よくある間違いや工夫した訳し方を共有することで、
次回に生かすようにしましょうね。

公式ツイッターでは、今回の投稿和訳で間違いをシェアできそうなものを添削指導しています。
*SDATA1*さんの投稿が添削されるかもしれないので、ツイッターをフォローしてくださいね。

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今回の秀作 ~この和訳投稿が今回のNo.1~

今回もたくさんの和訳投稿をありがとうございました!!

その中から編集部が厳選したNo.1の和訳投稿はこちらです。

Ivanさん

>通信機器の堅調な販売の背景には、満員の通勤電車における
>潜在的な感染リスクよりも在宅勤務の安全性を選ぶ人が
>増えていることがある。

prefer A to B はそのまま訳すと「BよりAを好む」となるのですが、この英文で「~を好む」と訳すとちょっとぎこちなくなります。

ですが、この和訳では「~を選ぶ」と工夫されていますよね!

基本となる直訳ができた上で、文脈に合うように工夫できている好例です。

よくがんばりましたね。

というわけで、今回のNo.1とさせていただきます!

 
それでは次回も皆さんからの、力の入った投稿和訳をお待ちしています。

 

編集後記

読者さんの中にはコロナの影響で、在宅勤務が続いている方もいるかと思います。

家で仕事できるし、通勤もなしい、会社に行くよりも全然気楽……

というわけでもなさそうです。

 
在宅勤務に向いている人もいれば、そうでない人もいると思うんですよね。

勉強でも仕事でも家だと集中できない人ってわりと周りにいませんか?

同じ環境下ではスイッチの切り替えができないという人もいるはずです。

なので、在宅勤務を続けるのもそれはそれで大変なのかもしれません。

 
とあるフリーランスの方が言うにはまず朝起きて、服を着替えることが大事みたいですよ。

家だからといって部屋着のままでいないことで、気持ちが切り替わるんだとか!?

在宅勤務の人はぜひ試してみてくださいね!

 
次は3月16日(月)の【解説篇】でお会いしましょう。
 

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