5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1656号
助動詞 might の訳し方を考えてみよう 添削篇2
配信日:2019年6月27日
6月ももう終わりということで、
次回の配信からは7月ですよ!
2019年も半分が終わっちゃいましたね~。
「あー、きっともうあっという間にオリンピック」
ふとそんな気分に襲われました(笑)。
それでは前回に引き続き、今回もこの課題文に関して
皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきます。
課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~
このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を前回に引き続き添削していきます。
先週は「助動詞 might の訳し方を考えてみよう」というテーマで以下のような課題文を出題しました。
また今回は質問テーマとして
「あなたの梅雨の休日の過ごし方は何ですか?」
もあわせて回答していただいています。
【1】
Beaconさん
>その政治学者は、気候変動を含む世界規模の問題や、
>世界各国に明らかな影響を与える核の恐怖、そして、それらに対する
>強固な国際協力が、ただただ国家の利益を追求するより重要かもしれないと意見している。
major global problems の具体例が climate change and nuclear threat になります。
have had a fairly effect on の主語は major global problems になることを押さえて訳を再考してください。
still は比較級を強めて「より一層;さらに;ずっと」という意味です。
>じめじめの梅雨に、部屋干しの洗濯物だらけの自宅にいるのは嫌いです。
>プールで、カエルになります。
室内プールってことですかね?
この時期は家の湿気問題がね・・・困ったものです。
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【2】
mizさん
>その政治学研究者は、気候変動と核の脅威を含む主要な全世界的な課題は
>全ての国に分け隔てなく影響を与え、そして、拡張している
>国際的な協調はいまだに自国の利益のみを追及するより更に重要かもしれないと宣言した。
have had a fairly effect on ~ は「~に重大な影響を与えてきた」という意味になります。
現在完了であることも意識してください。
emphasizing は「~を強調すること」という動名詞扱いになります。
>じっくり本を読みます。
>さらに、いま新しい論文の構想を練っています。
論文の構想を考えるにはいい時期かもしれませんね。
集中して取り組めそうです。
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【3】
nishikoさん
>気候変動や核の脅威を含む主要な地球規模の問題は、あらゆる国に
>等しく影響を及ぼしてきたのであり、国際的な協力を強調することは
>国家的な利益のみを求めることよりもいまだに重要であるだろうとその政治学者は述べている。
all the countries は「各国」という意味です。
all the countries of the world の略ですね。
そして、still はその直後の more important という比較級を強調していて、「より一層;ずっと」と訳します。
「いまだに」という意味ではありませんよ!
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【4】
キンキンさん
>その政治学者は、気候変動や核の脅威を含む主要な国際問題は
>すべての国にかなりの影響を及ぼしてきたと述べており、
>国益のみを求めるよりも国際協力の方がもっと重要かもしれないととも述べています。
emphasizing の訳が抜けています。
emphasizing international cooperation で1つの動名詞句です。
「国際協調を重視すること」と訳しましょう。
この動名詞句が and that から始まる節の主語になります。
>いつも楽しく読ませていただいております。
>解説がすごく分かりやすくて勉強になります。
>梅雨時は、というか梅雨時に限らずですが、
>語学の勉強をしたりストレッチしたりします。
ストレッチ大事ですよね!
日頃ストレッチしておくと身体も柔らかくなり、ちょっとしたケガも防げるんですよね。
とはいえ、私もストレッチさぼりがちです(汗)。
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【5】
ぬしぬしさん
>その政治学者は気候の変化や核の脅威を含む世界的な問題は
>すべての国に影響し、国際的な協力は国家の興味のみ追い求めるより
>重要であるかもしれないことを強調している。
英文のメインの動詞となる states を訳出できていません。
The political scholar が主語で動詞 states の目的語が
that major global problems ~ countries
that emphasizing … national interest
という2つの that 節ですから、「その政治学者は~ということを述べ、そして…ということを述べている」となるはずですよね?
>始めのthatが関係代名詞かどうか、判別出来ませんでした。
>同格でもないでしょうし…
はじめの that 節は states の目的語であり、名詞節を導く that です。
and が2つの that 節を結んでいる構造です。
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今回の添削指導はいかがでしたか?
メルマガで紹介しきれなかった投稿は、
十分に出来のよいものであったり、
他の方と同じような間違いをしているものです。
よくある間違いや工夫した訳し方を共有することで、
次回に生かすようにしましょうね。
公式ツイッターでは、今回の投稿和訳で間違いをシェアできそうなものを添削指導しています。
*SDATA1*さんの投稿が添削されるかもしれないので、ツイッターをフォローしてくださいね。
デルタプラス公式LINEでは和訳のヒントを配信中。
今回の秀作 ~この和訳投稿が今回のNo.1~
今回もたくさんの和訳投稿をありがとうございました!!
その中から編集部が厳選したNo.1の和訳投稿はこちらです。
Diamond Blueさん
>その政治学者は気候変動や核の脅威を含む重要な世界的問題は
>すべての国々にかなりの影響を及ぼしてきており、国際協力を強調することは
>国益のみを求めるよりも今後さらに重要になるだろうと明言している。
all the countries の訳し方が気になるものの、states の目的語として2つの that 節が続くという全体の構文も押さえてしますし、might の訳もクリアできています。
よくがんばりましたね!
これだけ長い英文を訳せるというのは、しっかりとした英語力が身についている証拠です。
ということで、今回のNo.1に選ばせていただきます。
おめでとうございます!!
それでは来週も皆さんからの、力の入った投稿和訳をお待ちしています。
編集後記
書籍『シミュレーション英会話』が一時的にAmazonで在庫切れになっていましたが、無事に入荷されました。
6月はコンスタントに売れていたので、先週末から在庫切れになっていたようです。
出版事業をスタートしてみて初めてわかったことがたくさんあるのですが、そのうちの1つがAmazonの特殊さです。
勘違いしがちですが、Amazonは本屋さんとは違うので、(Amazonは自社のことを本屋とは言っていないんです)町の本屋さんの対応とは異なるところが多々あります。
本を納品しても反映まで時間がかかったり、在庫状況も日によって変わったり、納品ルートもいろいろあったり。
要は独自ルールが多いんですよね(汗)。
これもAmazonがあまりに便利すぎて一強になっていることの影響かもしれません。
ということで、楽●やヨド●シなど他のネット書店さんにもどんどん頑張ってほしいなと。
そしてネット書店間でも競争が行われていき、企業努力が顧客や版元にも還元されることを願っています。
次は7月1日(月)の【解説篇】でお会いしましょう。