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第1663号 could の推量のニュアンス 添削篇1

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1663号
could の推量のニュアンス 添削篇1

配信日:2019年7月22日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

前回のメルマガで出題した課題文はいかがでしたか?
たくさんの投稿をありがとうございました!

今回は課題文の解答を説明し、皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきますね。
 

could の推量のニュアンス

先週は「could の推量のニュアンス」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

More and more sands throughout Japan could disappear owing to coastal erosion. As such environmental conservation should no longer be relegated to a trivial issue.

第1文の主語は More and more sands throughout Japan です。

この sands を「砂」と訳したくなるかもしれませんが、後に coastal erosion「海岸浸食」という語句が使われていることを考えると、

「砂浜」

と訳すのがベスト。

文脈を踏まえてより適した訳語を選びたいですね!

 
というわけで主語は
「日本中でますます多くの砂浜が」
となります。

 
助動詞 could は現在時制で使われているので、推量のニュアンスで、「…かもしれない」という意味。

owing to coastal erosion は「海岸浸食のせいで」ということ。

owing to ~ は「~のおかげで」という意味もありますが、海岸浸食はあまり好ましくない影響のため、「~のせいで」と訳しましょう。

 
第2文冒頭の As such は So や Therefore のように「したがって;ゆえに」という意味です。

主語の environmental conservation は「環境保全」ということ

should no longer は「もはや…すべきではない」
と should と no longer の意味に注意して訳しましょう。

 
be relegated to a trivial issue は relegate が見慣れない単語かもしれませんが、

「~を追いやる;~を退ける」

なんて意味があります。

受動態なので、「~に追いやられる」となります。
「~と片づける」なんて訳してもいいでしょうね。

a trivial issue は「些細な問題」。

 
したがって、上記の訳をつなげると、今回の全訳は以下のようになります。

【今回の課題文の和訳解答例】
「日本中でますます多くの砂浜が海岸浸食のせいで消えるかもしれない。したがって、環境保全はもはや些細な問題と片づけられるべきものではない」

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を添削していきます。

また今回は質問テーマとして
「あなたは47都道府県の中でどれだけの県に行ったことがありますか?」
もあわせて回答していただいています。

【1】

Nick Kuwataさん

>日本中の多くの砂浜が沿岸部の浸食により消滅してもおかしくない。
>環境保全としてもはや些細な問題に格下げするべきでない。

relegate は「~を追いやる;~を退ける」という意味になります。

ここでは、be relegated to ~ と受動態になっていますので、「~に追いやられる」となりますよ。

>数えてみたところ45県の少なくとも一都市以上には行っています。
>因みに米国では勤務中に38州の一都市以上を訪れました。
>勤務地はNYCとL.A.です。

45都道府県ということはほぼすべてですよね。

残りの2つの県が気になります(笑)。

-------------

【2】

KAKIKEKOさん

>日本中のますます多くの砂浜が海岸線の浸食によっていくだろう。
>そのような環境保護はとるに足りない以上のなにものでもないだろう。

「浸食によっていく」とありますが、owing to ~ は「~のせいで」という意味。
due to ~ と同様の意味です。

should no longer は「もはや…すべきではない」。
そして、be relegated to a trivial issue は「ささいな問題に追いやられる」となります。

relegate の意味も正しく訳出したいところです。

>奈良県出身で東京在住です。日本列島の端っこの方の県は、
>ほとんど行ったことないですねー。
>沖縄・高知・青森とか、自然の美しさがまた違うんでしょうね。

確かに、青森には世界遺産の白神山地などがありますから、大自然の迫力と美しさは段違いでしょうね。

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【3】

さらりさん

>沿岸浸食により、日本各地で、ますます多くの砂浜が消滅するおそれがあります。
>環境保全は、それ自体、もはや些細な問題に追いやられるべきではありません。

第1文の could は推量のニュアンスなので、「…かもしれない;…だろう」と訳した方がより英文に沿っているでしょう。

また、As such を適切に訳せていませんね。
「したがって;ゆえに」という意味になります。

>いつも配信を楽しみにしています。
>助動詞のニュアンスをうまく訳出するポイントや、
>誤訳しやすい例などについて関心があります。

1つの助動詞にもたくさんの意味があるので、覚えるのも大変かと思いますが、今回の could のように1つずつ用法を確認していきましょう。

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【4】

よんたんさん

>日本中の砂が、海岸の侵食により段々と消えていく可能性がある。
>このような環境の保護は、もはや、些細な問題として追いやられるべきではない。

この sands は「砂」ではなく「砂浜」という意味になります。
後に出てくる coastal erosion がヒントですよ。

As such は「したがって;ゆえに」と So や Therefore のような意味になります。

>修学旅行で栃木、神奈川、青森、岩手、秋田
>家族では群馬、長野、山梨、埼玉、福島に行きました!
>長崎に行ってみたいです!

長崎は4月に人生で初めて訪れました。
レトロな雰囲気と歴史情緒のあるすてきな街でしたよ。

-------------

ということでまだ紹介できていない分も含めて、木曜日発行の【添削篇2】で引き続き添削していきますね!

また、メルマガ誌面とは別に公式Twitterでも間違いをシェアできそうな投稿には添削指導をしています。

あなたの投稿が添削されるかもしれないので、Twitterをフォローしてくださいね!!

 

編集後記

昨日は参議院選挙でしたね。

私の世代、ちょうど団塊世代ジュニアのアラフォーあたりが一番割りを食っているとよく言われています。

子どもの人数も多いので、受験も大変でしたし、経済的にも就職活動の時は氷河期で、さらにこれから年金もどうなるかわからないと。

それが当たり前だったので、言われてみればそうだなって感じです。

一度バブル的なものを体験してみたかったものですが、難局続きで、おかげで耐性がついたのも事実。

要はたくましくなりました(笑)。

 
でも同世代の人が起こす事件が最近増えています。
先日の京都アニメーションの痛ましい放火事件もそうです。

たぶんこれまでの過酷な状況を経てきて、何か膿みたいなものは確実にたまっていて、それが今になって噴き出しているのかなとも思います。

 
選挙に行って何が変わるのか、一票はささいなものかもしれません。

でも、日本の将来がよりよくなればいいなと思って、最近は投票に行くようにしています。

歳をとるたびに、自分の一票が重くなっているようなそんな感じがしますね。

 
次は7月25日(木)の【添削篇2】でお会いしましょう。

 

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