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第1635号 複数の指示語を含む英文の訳し方 添削篇1

更新日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1635号
複数の指示語を含む英文の訳し方 添削篇1

配信日:2019年4月8日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

前回のメルマガで出題した課題文はいかがでしたか?
たくさんの投稿をありがとうございました!

今回は課題文の解答を説明し、皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきますね。
 

複数の指示語を含む英文の訳し方 課題文の解答・解説

先週は「複数の指示語を含む英文の訳し方」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

As the discovery of new material stood out as the first one located on Mars, it did make the existence of life on it more probable.

As からはじまる副詞節は As the discovery ~ Mars。

主節は it did make the existence of life on it more probable となります。

この全体構造を踏まえた上で各部を見ていきましょう。

 
As は理由を表す接続詞ですから「…なので」という意味ですね。

As 節の主語の the discovery of new material は「新しい物質の発見」。

stand out は「際立つ」という意味。

 
as the first one located on Mars の as は前置詞扱いで「~として」。

the first one located on Mars の one も指示語で、この場合は material を受けています。

locate には他動詞で「~を探す;~を見つける」という意味があるので、

「火星で見つけられた最初の物質として」

となります。

 
it ではなく、one となっているのは、特定のものではない material だからです。
ある特定のものではない、誰のものでもない一般的な意味の物質を意味しています。

 
次に主節を見ていきましょう!

主語の it は the discovery of new material を受けています。

did は make を強調する役割で、「まさに」くらいに訳すといいでしょう。

make は「~を作る」という意味ではなく make O C「O~をの状態にする」の用法です。

 
O = the existence of life on it

C = more probable

となるわけです。

 
on it の it は Mars を受けています。

more probable は比較級なので、
「よりあり得そうな;より可能性のある」
くらいに訳すといいでしょう。

 
したがって、主節の訳は

「新しい物質の発見は火星の生命の存在をまさにより可能性のあるものにした」

となりますが、無生物主語構文なので、

「新しい物質の発見によって、火星の生命の存在はまさにより可能性のあるものとなった」

と訳すとより自然ですね!

 
したがって、上記の訳をつなげると、今回の全訳は以下のようになります。

【今回の課題文の和訳解答例】
「シモン氏は知覚の曖昧さを調査するために被験者に非常に多くのアンケートに回答し、彼にメールを送るように依頼した。しかし、その作業は被験者にとって他の作業より一層面倒だった」

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を添削していきます。

また今回は質問テーマとして
「『令和』という新元号にどんな印象を受けましたか?」
もあわせて回答していただいています。

【1】

ぽこあぽこさん

>新たな物質の発見が火星上で見つけられた最初の一つとして
>注目をされたとき、それは火星に生命の存在の可能性を高めた。

接続詞 As を「…する時」で訳されていますね。
As は「…なので」と理由を示すことの方が圧倒的に多いので、そのように覚えておきましょう。

また、主節の it を「それは」では何を指しているかが不明瞭です。

the discovery of new material を受けていることが分かるように工夫しましょうね。

>名前を言う時、昭和の和から令和の和、と言うのかな。
>新鮮な感じです。若返ったような気持ちです。

昭和があって、「和」がまた来るとは意外でしたが、響きが良いので、ありかなと思いました。

-------------

【2】

ハリマウさん

>火星到着後、最初の物質が発見されたので生命の存在は、より顕著なものとなった。

全体の文構造をくみ取れていないようです。

As ~ Mars までが副詞節なので、そこから先に訳さないといけません。

as the first one located on Mars は「火星で見つかった最初の物質として」という意味。

make the existence of life on it more probable は make O C の用法なので見直しておきましょう。

>息子の名前が、令(りょう)なので、嬉しかったです。

時代を先駆けてですね!
すごい偶然ですが、息子さんも嬉しかったのでは?

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【3】

mさん

>新原料の発見は、火星にある最初のものとし際立っており、
>その発見によって、おそらく生活が実在する事を明らかにした。

the first one を「最初のもの」と訳していますが、この one は material を受けているので、「最初の物質」と訳すといいでしょう。

located on Mars は the first one にかかる分詞句で「火星で見つかった」という意味です。

>マイナスなイメージを受けたが、平成が平和ではなかったように、
>返ってマイナスなイメージを持った方が案外良くなる気がしています。

「令」の言葉の響きが少し冷たい感じですかね?
平成も自然災害や凶悪事件などいろいろあったので、平和、平穏とも言い切れなかったですよね。

-------------

【4】

サクサクさん

>火星で新たな物質が発見され、その物質は火星で発見された
>初めての物質として際立つものだったため、
>火星に生命が存在している可能性は高くなった。

「火星で新たな物質が発見され、その物質は火星で発見された」と同じような訳が続いています。

前半の「火星で新たな物質が発見され」は必要ないかと思いますよ。

他はうまく訳せていたので、その点が惜しかったです。

>響きも良く、良い元号だと思います。
>「令」という漢字から知的な印象を受けます。

知的な印象は確かにありますね!
皆が勉学に励み、より質の高い文化を生み出せる時代になることを願っています。

-------------

ということでまだ紹介できていない分も含めて、木曜日発行の【添削篇2】で引き続き添削していきますね!

また、メルマガ誌面とは別に公式Twitterでも間違いをシェアできそうな投稿には添削指導をしています。

あなたの投稿が添削されるかもしれないので、Twitterをフォローしてくださいね!!

 

編集後記

先日時間が少しできたので、お花見に行ってきました。

しかもベタに中目黒に行ったのですが、すごい人でびっくり。

日本人だけでなく外国人もたくさんいて、お花見スポットとしてすっかり定番化しているみたいですね。

 
でも私にとっては人生2度目の中目黒で、いろいろ新鮮でしたよ(笑)。

東京は早くも葉桜になりつつあり、おそらく今週末が最後の見頃じゃないかなぁと。

 
花冷えが続いたおかげで、今年はいつもより長く桜を楽しめている気がしますね。

We can enjoy a longer cherry blossom season than usual!!

 
次は4月11日(木)の【添削篇2】でお会いしましょう。

 

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