5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1717号
節を強調する強調構文 解説篇
配信日:2020年2月17日
こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。
今回は編集後記で新刊の語学書の回答協力者の募集を告知しています。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
そしていつもの投稿和訳に参加する感じで気軽に本づくりにご協力いただけたら嬉しいです。
それではメルマガ本編に行ってみましょう!
節を強調する強調構文
今回で強調構文は最後のテーマです。
これまで語句を強調する強調構文を紹介してきましたが、今度は「節」を強調する場合です。
節ということは主語(S)と動詞(V)が含まれるまとまりということになりますね。
ということは、語句と違って強調される箇所が長くなるので、強調構文の型を見失いやすくなりがちです。
例文で練習を重ねて慣れていきましょう!
次の英文の強調構文を意識して和訳してください。
さて、ここで復習しましょう!
強調構文の基本の型と言えば、
It is ~ that …「…なのは~である;~こそ…である」
でしたよね?
そして「~」に当たる箇所が強調されるというルールでした。
これを例文に当てはめてみると、
that は exhausted from work の後にありますよね?
ということは、
because I was totally exhausted from work が It was ~ that … という強調構文で囲まれている箇所ということになります。
つまり、because から始まる副詞節がまるまる強調されているわけです。
because I was totally exhausted from work は be exhausted from ~ が「~でくたくたになる」という意味なので、
「私は仕事ですっかりくたくただったので」
となります。
次に、that 以下の意味を見ていくと、concentrate on ~ は「~に集中する」。
目的語の a lecture of the night class at the university は「大学の夜間授業の講義」となります。
したがって、
「私は大学の夜間授業の講義に集中できなかった」
となるわけです。
この2つの節の訳を強調構文の訳し方である
「…なのは~である」
に当てはめると
「私が大学の夜間授業の講義に集中できなかったのは、仕事ですっかりくたくただったからである」
となるわけですね!
because 節と that 節という2つの節があるせいで、強調構文本来の型がわからなくなり、強調構文の訳し方に当てはめるのも難しくなります。
節が強調されるとぐっと難易度が上がりますね。
少しずつ慣れていきましょう!
ちなみに強調構文については「大学院英語 基礎講座」の第1回の添削問題でも出題されています。
実際に長文を読んで、その中で文脈を踏まえて強調構文をうまく訳すことができるかどうか。
このように、添削講座では大学院入試と同じ形式で実践的な勉強ができますよ↓
半年後に迫った秋入試に向けて添削指導で英語の弱点を克服しておきましょう。
次回の【解説篇2】では今回のテーマを踏まえた課題文を出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。
編集後記
現在、次の語学書の制作が進んでいて、先日著者の先生との打ち合わせをしてきました。
その語学書の回答制作に協力してくださる方をこのメルマガで先行募集しています。
Where were you born?
「どこで生まれたのですか」
のような簡単な質問に英語で回答を考えていただきます。
例えば私なら
I was born in Kyoto.
とだけ答えてもいいでしょうし、その後に
Kyoto is an old capital of Japan.
と少し色を添えてもいいでしょうね!
分量としては1つの質問につきこれくらいの短い回答で十分です。
間違ってもいいので気軽に答えていただければと思います。
書籍の中で著者の先生がその回答にポイントを踏まえて解説を添えてくださる構成になります。
というわけで、むしろ間違ってくれた方が原稿として採用される確率はアップします(笑)。
お願いする質問数は30くらいになります。
回答をお願いする期間は3月~5月で、サイトに回答フォームを作成しますので、回答入力もサクサクと進めることができます。
協力してくださった方には書籍にお名前(もしくはペンネームも可)をクレジットさせていただき、完成した書籍もプレゼントさせていただきます!!
複数名募集させていただきますので、下記フォームからどしどしご参加くださいませ。
(※こちらの募集はすでに終了しました)
皆さんと一緒に本づくりをしていけることを楽しみにしております!!
次は2月20日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
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