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第1712号 強調構文の読解と和訳のコツ 添削篇2

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1712号
強調構文の読解と和訳のコツ 添削篇2

配信日:2020年01月30日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

1月も今日を含めてあと2日となりましたね。

令和2年の目標は立てられましたか?

私は目標を立てて、エクセルで一覧にし、プリントアウトしたものを部屋に貼ったり、手帳に挟んだりしています。

こまめに見返して自分の尻を叩きたいと思います。

 
さて前回に引き続き、今回もこの課題文に関して
皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきます。

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を前回に引き続き添削していきます。

先週は「強調構文の読解と和訳のコツ」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

It is non-cognitive skills known as motivation, self-control, coping ability and kindness that are more susceptible to warm relationship with adults.

 
また今回は質問テーマとして
「あなたは自分が大人になったなぁと思った瞬間はありましたか?」
もあわせて回答していただいています。

 
【1】

jimmyさん

>それは良く知られている能力で動機ずけ、自己制御、対処能力、
>と親切で知られている非認知的で大人におけるより優しい関係で
>より受け入れられてる。


冒頭の It を「それは」と訳し始めていますが、これは強調構文の It is ~ that … の It なので基本的に訳しません。

It is ~ that …「…なのは~である;~こそ…である」の基本構造を読めていないので和訳の全体的な見直しが必要ですね。

学習テーマを説明しているメルマガの【解説篇】をよく読んでみてくださいね。

>他人に対して思いやりの心に目覚めた時。


人のために生きることが、自分の生きる意味であることに気づけている人は、自己実現の境地に近づけていると私は思っています。

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【2】

菫さん

>成人の友好的な関係により影響を受けやすいのは、自己制御、
>対処能力、思いやり、動機付けとして知られる非認知技能である。


英文では motivation, self-control, coping ability and kindness という語順なので、motivation から順に訳していきましょう。

「意欲や自制心、対処能力、思いやり」となるわけです。

なぜか、motivation を最後に訳されていませんか?

>英文法をすっかり忘れていたので、湯川先生の「大学院入試の英文法」を
>コツコツ勉強しています。そしたら最初はさっぱりわからなかった
>メルマガの課題が、何となく分かるようになってきました。
>これからも、先生の本を繰り返し勉強したいです。


ありがとうございます!

1年かけて書き上げた本なので、たくさんの例文と問題が載っています。

『大学院入試の英文法』を繰り返し取り組んでもらうと、英語力がきちんと上がりますから、今後も続けてみてくださいね。

秋入試に向けてまたまた売れ始めています↓

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【3】

もりぞさん

>モチベーション、自己コントロール、対処能力及び親切心として
>知られる非認知能力は、大人どおしの温かい関係性をより持続させる。


強調構文 It is ~ that … の訳し方に当てはめて、「~で知られる非認知能力こそ…である」としないといけませんね。

今のままだと強調構文の訳が反映されていません。

さらに、more susceptible to ~ は「~により影響を受けやすい」という意味ですよ。

>初めて車を一人で運転したときです。行動範囲が一気に広がりました。
>でも、最近は移動時間を意識して遠く行かなくなってしまいましたが、
>あの時の気持ちは大事にしたいな。


もっぱらペーパードライバーな私ですが、このコメントを読んでいるうちに、あのときの感動を思い出したくて、また運転したくなってきましたよ(笑)。

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【4】

guguさん

>大人が持っている温かい関係を可能とするのは優しい心、
>自分を抑える力、やる気という非認知能力です。


warm relationship with adults は「大人とのあたたかい関係」という意味です。
この with は「~と」という意味ですね。

more susceptible to ~ は「~により影響を受けやすい」。
できれば比較級 more のニュアンスもきちんと訳出しておきたいところです。

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【5】

KAKIKEKOJIさん

>大人たちとの関係を温めるためにより敏感になるのは、動機や自己管理、
>対応能力や親切さとして知られる、非認識のスキルである。


「温めるために」と訳されているので、おそらく to warm の部分を不定詞と動詞の原形と捉えられたのだと思いますが。

…ですが、ここは be susceptible to ~ というまとまりで考えないといけません。
「~の影響を受けやすい」という意味です。

そして、この warm は形容詞扱いで「暖かい」となります。

>子供の頃は、甲子園の高校野球を見ると、高校球児たちが
>随分大人に感じたものですが、
>逆に、甲子園球児がだいぶ下の年齢になったと気づいたときには
>年を取ったんだなーと思いました。


これ、すっごくわかります。
もうね、後輩を通り越して親戚の子たちを応援するような感覚で観ていますもん。

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今回の添削指導はいかがでしたか?

メルマガで紹介しきれなかった投稿は、
十分に出来のよいものであったり、
他の方と同じような間違いをしているものです。

よくある間違いや工夫した訳し方を共有することで、
次回に生かすようにしましょうね。

公式ツイッターでは、今回の投稿和訳で間違いをシェアできそうなものを添削指導しています。
*SDATA1*さんの投稿が添削されるかもしれないので、ツイッターをフォローしてくださいね。

デルタプラス公式LINEでは和訳のヒントを配信中。
 

今回の秀作 ~この和訳投稿が今回のNo.1~

今回もたくさんの和訳投稿をありがとうございました!!

その中から編集部が厳選したNo.1の和訳投稿はこちらです。

ryoyamaさん

>大人との温和な関係の影響をより受けやすいのは、
>モチベーションや自制心、対処能力、思いやりとして
>知られている非認知能力である。


強調構文の「…なのは~である」に当てはめてきちんと訳せていますね!

motivation, self-control, coping ability and kindness の A, B, C and D「AとBとCとD」の等しい関係もきちんと読み取れています。

 
複雑な構文でしたが、よくがんばりましたね!!

ということで、今回のNo.1とさせていただきます。

 
それでは次回も皆さんからの、力の入った投稿和訳をお待ちしています。

 

編集後記

弊社デルタプラスからの新しい書籍が4月上旬に発売予定です。

その書籍の原稿の仕上げが大詰め段階で最近は文献を調べるために図書館に行く機会が増えました。

 
いやぁ、あらためて図書館っていいなと。

勉強するにも最適な環境ですし、近刊の雑誌まであるので、気になってた雑誌をパラパラと読んだりもできます。

たまに昼時でもサラリーマンを見かけるのですが、あれは営業の方がサボって図書館で本を読んでいるのでしょうかね(笑)。

 
さて、『心理系大学院 入試対策講座』ですが、前回の秋入試ではこれまでで一番たくさんの合格報告と体験談が寄せられました。

毎年合格者数が着実に増えていて、本当に受講者さんの努力の賜物だと思っています。

 
さぁ、2020年の秋入試に向けて今度はあなたが立ち上がる番ですよ!!

 
次は2月3日(月)の【解説篇】でお会いしましょう。
 

 

 

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