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第1649号 動詞+名詞=動詞になる? 解説篇

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5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1649号
動詞+名詞=動詞になる? 解説篇

配信日:2019年6月3日

6月になりました。
今月で2019年も半分ですか……。

うーん、今年はまだ3ヶ月経ったくらいの感覚なのですが、これどうしましょ。

さて、秋入試まであと3ヶ月あまり。

受講生の答案を見ていると、構文や修飾関係を無視した「創作和訳」になっている方がまだたくさんいらっしゃいます。

ですが、そんな和訳では決して合格点はもらえません!!

講座で今のうちに添削指導を受けてくれて本当に良かったなと思います。

というわけで、あなたも『大学院英語 入試対策講座』で添削指導を受けて、創作和訳を卒業してください。

3ヶ月あればまだ間に合います!

ですがこれが秋入試に間に合わせるラストチャンスですからね。

 
それではメルマガ本編に行ってみましょう!

 

動詞+名詞=動詞になる?

今週のテーマは「動詞+名詞」です。

英語は日本語と比べて名詞中心の表現です。
つまり、文中でよく名詞が使われるということ。

なので「名詞構文」なんて訳しづらい名詞のかたまりができたりするのですが、名詞は動詞とセットでもよく使われます。

 
例えば、advance という名詞があります。
意味は「進歩;前進」という意味です。

 
これが make という動詞と一緒に用いられると、

make advance

で「進歩する;前進する」という意味になります。

つまり、動詞+名詞で1つの動詞のような意味を生成していることになります。

 
したがって

「動詞+名詞=動詞」

という法則が成り立ちます。

このように、英語には動詞が名詞と繋がって1つの動詞のような意味をなす表現がとても多いんです。

例文を交えて見ていきましょう!

 

次の英文で用法を確認しましょう。

Internet technology has encouraged communication tools to make major advances.

 
主語は Internet technology「インターネット技術」。

動詞は has encouraged と現在完了ですね。
しかも encourage ~ to…「~が…することを促す」の用法が使われています。

 
そして to 以下で make major advances で「動詞+名詞=動詞」が使われていますね。

make advance「進歩する」に major という形容詞が添えられることで「大きく進歩する」となります。

 
したがって、全訳は以下のようになります。

「インターネット技術はコミュニケーションツールが大きく進歩することを促してきた」

 
それでは、他の「動詞+名詞=動詞」の例も見てみましょう。

 

次の英文で用法を確認しましょう。

The scientist made efforts to apply cloning technology to horses.

made efforts to … の部分は make+effort という、まさに「動詞+名詞」の形。

make effort で「努力する」という1つの動詞のような意味になります。

そして、その後に to不定詞句が続くことで、「…しようと努力する」となります。

 
apply cloning technology to horses は apply ~ to … が「~を…に適用する」するという意味なので、

「クローン技術を馬に適用する」

という意味です。

 
したがって、全訳は

「その科学者はクローン技術を馬に適用しようと努力した」

となります。

 
今回見てきたように、名詞中心の言語である英語では
「動詞+名詞=動詞」となる表現がたくさんあります。

確かに advance には動詞の意味もあって、
「進歩する」という意味ですが、

make advance

と表現した方が英語らしい感じがしませんか?

 
和訳だけでなく英作文でもこうした点を意識していくとより洗練された表現になるはずですよ。

 
次回の【解説篇2】では今回のテーマを踏まえた課題文を出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。

 

編集後記

昨日は日曜日なのに朝早く目覚めたので、二度寝はもったいないということで、朝から少し執筆してから読書。

まだまだ朝晩は涼しいので、過ごしやすいですね。

 
午後からは書店さんに送るPOP作成。

厚紙に印刷し、ラミネート加工し、封筒に入れてという作業を繰り返し、数にすると50個以上作成できました!

早起きのおかげで良い休日になったかも!?

 
今週は後半に予定が詰まっているので、1つ1つ丁寧にこなしていきたいと思います。

 
次は6月6日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
 

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