5分でマスター!英語和訳のノウハウ
全体否定と部分否定の違いとは? 復習篇
「全体否定と部分否定の違いとは?」の復習篇をこのページにまとめていきます。
課題文の間違いやすいポイントや、英語和訳メルマガでは紹介できなかった投稿和訳の添削指導を掲載していきます。
課題文の復習ポイント
今回は「全体否定と部分否定の違いとは?」というテーマで以下のような課題文を出題しました。
今回は一文が長かったせいか、文構造を読めていない和訳が多かったです。
while という副詞節を導く接続詞があるのですから、どこからどこまでが主節で、どこからどこまでが副詞節なのか、をまずは見分けましょう。
中には some online articles include errors だけを主節と見なした和訳もありましたが、New media like the Internet do not explain every detail of developments も主節になります。
等位接続詞の and は、A and B の用法で節同士を結んでいるわけですからね!
また、some と any を今回は意識的に含めて課題文を作成しました。
some は「~の中には…するものもある」という応用的な訳し方ができるとベスト。
そして、肯定文の any は「どんな…も」という意味になります。
some や any は何でも「いくつかの」と訳しておけばいいという固定観念から卒業してください。
課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~
今回の課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳の中で、メルマガで紹介できなかったものを中心に添削していきます。
また今回は質問テーマとして
「あなたがこれまでで一番遠くに行ったのはどこですか?」
もあわせて回答していただいています。
【1】
ぴぽさん
>インターネットのような新しいメディアは事態のすべての詳細を明らかにするというわけではなく、
>いくらかのオンライン記事はエラーが含まれているが、
>存在しているマスメディアにはテレビや新聞などが偏った情報を提供している。
「エラー」という訳語が気になります。
「記事がエラーを含む」では意味が通じません。
システムの話で「エラー」ならいいのですが、この error は「誤り;間違い」と訳しましょう。
>海外は行ったことがないので、日本で言うと北海道です。
>高校の修学旅行で行きました。
私も高校の修学旅行は北海道でした。
海産物や野菜が美味しくて、とにかく感動したことを覚えています。
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【2】
さらりさん
>インターネットのような新しいメディアは、出来事の詳細すべてについて明白にするわけではないし
>オンライン記事は、誤りを含んでいる場合もある。
>その一方で、テレビや新聞のような既存のマスメディアは、公正とはいえない情報を提供してきた。
any のニュアンスが和訳に反映されていません。
「どんな…も」という意味になるので、
「どのような既存のメディアも」としましょう。
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【3】
まよまよさん
>インターネットの様な新しいメディアは全ての詳細を説明するわけではないし、
>いくつかのオンラインニュースの記事は間違っていることもある。
>また、新聞やテレビといったマスメディアは情報の一面だけを提供している。
some は漠然と複数あることを意味するので、「いくつかの」という意味なのですが、そこから工夫して
「~の中には…するものもある」
という訳し方を当てはめるとより自然な和訳になることがあります。
この場合も「オンライン記事の中には間違いを含むものもある」となります。
>15年前に行ったロンドンです。
>ミュージカル観劇三昧の楽しい旅行でした。
>当時より英語力が上がっているはず(?)なので今いけばもっと楽しめるかな?
英語を聴ける、話せるようになると、英語圏の旅行は格段に楽しくなると思いますよ!
是非ともイギリスを再訪してみてください。
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今回もたくさんの投稿和訳ありがとうございました。
課題文の復習ポイントをしっかり踏まえて、次回に生かしていきましょう!!
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