5分でマスター!英語和訳のノウハウ
過去の出来事への気持ちを表す助動詞 復習篇
「過去の出来事への気持ちを表す助動詞」の復習篇をこのページにまとめていきます。
課題文の間違いやすいポイントや、英語和訳メルマガでは紹介できなかった投稿和訳の添削指導を掲載していきます。
課題文の復習ポイント
今回は「過去の出来事への気持ちを表す助動詞」というテーマで以下のような課題文を出題しました。
at a time of recession.
今回の投稿和訳で多かった間違いが、
should have serviced ~ and (should have) manufactured …
という構造を見抜けていないこと。
等位接続詞である and が何と何を結んでいるのか?
A and B の前後の A と B には等しい関係のものが置かれます。
この場合は serviced と manufactured という同じ過去分詞が置かれているわけですね!
ということは、manufactured の前には should have が省略されていると考えるのが自然です。
課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~
今回の課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳の中で、メルマガで紹介できなかったものを中心に添削していきます。
また今回は質問テーマとして
「あなたは今年何か夏らしいことをしましたか?」
もあわせて回答していただいています。
【1】
モナリザの母さん
>その紡績会社は不況時における倒産を回避するために老朽化した機械を補修したり、
>環境にやさしいそれに代わるものを作るべきであった。
「それに代わるもの」という表現が気になりますね。
「それ」とは何を指すのでしょうか?
この alternatives は「代替品」の意味になります。
>孫が近くに住んでいて、夏休みの間はうちに宿題をしにやってくるので、毎日賑やかでした。
>プールに行ったり、花火をしたり、夏休み中は毎日保育園のようでした。ここ数年、我が家の夏の恒例行事になっています。
>中学生になったら、こんなこともなくなると思うので、今を楽しんでいます。
夏休みにおじいちゃん、おばあちゃん家に行くのは鉄板ですよね!
しかも近くに住んでいるなんて、にぎやかで楽しそうです。
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【2】
mizさん
>その紡績会社は、景気後退期の破産を避ける為に、
>老朽化した機械の補修と環境配慮の代替品を生産するべきだった。
この service は動詞扱いです。
ですから「補修」ではなく「~を補修する」としましょう。
英語和訳では名詞を動詞的に訳すことはありますが、動詞をあえて名詞的に訳すことはあまりしません。
なぜなら、英語が名詞中心の言語なので、その名詞チックな表現をいかに動詞などを交えてわかりやすくするかが鍵だからです。
>菜園でスイカを育て、冷やして縁側で楽しみました。
家庭菜園でスイカですか!?
縁側でスイカとかまさに夏の代名詞ですね!!
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【3】
よんたんさん
>紡績会社は、不況時に破産するのを防ぐため、老朽化した機械を
>保守点検したり、生態系に優しい代替品を作っておくべきだった
service の訳として「保守点検をする」というのは、メンテナンスに近いですよね。
間違いではないですが、どちらかというと、「~を修理する;~を整備する」くらいに訳しておくといいでしょう。
あと、最後に「。」が抜けていますよ。
句読点がないことの方が大きなミスですからね。
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今回もたくさんの投稿和訳ありがとうございました。
課題文の復習ポイントをしっかり踏まえて、次回に生かしていきましょう!!
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