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第1692号 否定語を使わない否定表現 添削篇2

更新日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1692号
否定語を使わない否定表現 添削篇2

配信日:2019年11月7日

前回に引き続き、今回もこの課題文に関して
皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきます。

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を前回に引き続き添削していきます。

先週は「否定語を使わない否定表現」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

In light of environmentalists' view that growing emission of greenhouse gases in the atmosphere could add up to making ocean surfaces warmer, recent devastating typhoons are anything but astonishing.

 
また今回は質問テーマとして
「あなたは何のツールでいつこのメルマガを読んでいますか?」
もあわせて回答していただいています。

 
【1】

beaconさん

>大気中に放出される温室効果ガスの増大が、結局、海水温の上昇や
>最近の強烈な台風を起こさせているという、環境学者の観点は、
>決して驚くものではない。

are anything but astonishing の主語に当たるのが environmentalists' view と解釈されたようですね。

In light of ~ warmer までが長い前置詞句で、主語は recent devastating typhoons となります。

in light of ~ の「~を踏まえると;~を考慮すると」という意味が理解できると訳しやすくなるのでは?

>今回も、ややこしくどう訳せばいいか分からない問題でした。
>和訳も、持って回った変な日本語になりました。
>前から、前から訳せばいいと習ったので、
>洗練された文章にするコツを教えて頂きたいです。
>このサイトからの情報で、木皿泉さんの小説を読み、
>心に残りました。ありがとうございました。

以前、木皿さんのイベントのお手伝いをしたという話をこのメルマガでも書きましたね。
心にじんわり残る言葉がたくさん詰まっている作品が多いんです。

私は脚本を書かれたドラマ『すいか』が一番好きですね。
15年前のドラマですけど、知っている人いるかな?

-------------
 
【2】

ねことまったりさん

>大気への温室効果ガスの放出増加は海面温度を上昇させているはずだ
>という環境保護主義者の見解を考慮すると、
>最近の壊滅的な台風は全く驚くことではない。

could add up to の訳を再考してください。

この could は現在形で可能性の意味です。
「…する可能性がある」くらいの意味です。
could は「…するはずだ」とは訳しません。

また、add up to ~ は「結局~ということになる」のニュアンスをもう少し訳に反映させてください。

>ノートパソコンです。
>午前中に家事を終わらせた後、お昼を食べる前にゆっくり読んでいます。

ランチ前の一息つく時に読んでくださっているんですね!

その時間帯のメルマガ配信もありかもと思いました。

-------------
 
【3】

ハリマウさん

>環境活動家の観点から見ると、温室効果ガスの成長が
>海上表面温度を温かくし、最近の壊滅的な台風で被害を与えた。

that ~ surfaces warmer は environmentalists' view を修飾していますので、

「…という環境論者の見解」

となるはずです。
いわゆる名詞節の that と呼ばれる用法ですね!

また、growing は「成長」では不自然です。
この場合は「ますます増える;増加する」という意味になります。

-------------
 
【4】

ショコラさん

>大気への温室効果ガスの排出増加が、海水面をより暖かくすることになると
>思われるという環境活動家の見解を踏まえると、
>近頃の壊滅的な台風は驚くべきものではない。

could add up to ~ の訳出に苦労されたようですね。
「~と思われる」という意味ではありません。

could は「…する可能性がある」、もしくは推量の意味で解釈するなら「…だろう」。

そして add up to ~ は「結局~ということになる」。
result in ~ と同じような意味です。

>スマホで、職場の休憩時間中や休日に読んでいます。

数少ないスマホ読者さんです!

最近はスマホやタブレットで読まれる方が多いのかなと思っていましたが、このメルマガはそうでもないみたいです。

-------------
 
【5】

紅茶ゼリーさん

>増加する大気への二酸化炭素の排出という環境学者の見解の視点は
>海面の表面が暖かくなるとまとめることができるだろう。
>最近の破壊的な台風は驚くだけではない。

recent devastating typhoons の前で一度
和訳を区切られていますが、この区切り方は無理がありますね。

特に「~とまとめることができるだろう」のあたりが英文にはない語句を補って、何とかそれらしい和訳にしました感が出てしまっているので気をつけてください。

-------------

 
今回の添削指導はいかがでしたか?

メルマガで紹介しきれなかった投稿は、
十分に出来のよいものであったり、
他の方と同じような間違いをしているものです。

よくある間違いや工夫した訳し方を共有することで、
次回に生かすようにしましょうね。

公式ツイッターでは、今回の投稿和訳で間違いをシェアできそうなものを添削指導しています。
*SDATA1*さんの投稿が添削されるかもしれないので、ツイッターをフォローしてくださいね。

デルタプラス公式LINEでは和訳のヒントを配信中。
 

今回の秀作 ~この和訳投稿が今回のNo.1~

今回もたくさんの和訳投稿をありがとうございました!!

その中から編集部が厳選したNo.1の和訳投稿はこちらです。

kayyacさん

>大気中の温室効果ガスの排出量が増え続ければ海洋の表層がさらに
>温まることになりうるだろうという環境保護主義者の見解を考えれば、
>最近の破壊的な台風は驚くに当たらない。

anything but の「決して~ではない」という否定の訳し方はもちろんのこと、助動詞 could の可能性の意味も踏まえて訳すことができていますね。

個人的にはもう少し前半で読点「、」を打つと読みやすくなると思いました。

全体的に丁寧で安定感のある訳になっていますので、今回のNo.1とさせていただきます。

よく頑張りましたね!

 
それでは次回も皆さんからの、力の入った投稿和訳をお待ちしています。

 

編集後記

今回の質問テーマの結果は意外でした。

私はてっきりスマホやタブレット派が半数以上を占めると思っていたのですが……。

このメルマガ読者さんはパソコン派が主流なのかもしれません。

 
なぜスマホで読む人が少ないのか?

それはもしかしたら、和訳の投稿をスマホでするのは難しいからかも!?

単語や文法を調べつつ和訳を入力するとなると、スマホではちょっと面倒かもしれませんね。

 
ただ、ここで1つの仮説が生まれたので、和訳投稿画面をスマホでも入力しやすくするなど、改善できそうなところはありそうです。

皆さんの声を集めて、少しずつ改良していくことでこのメルマガもまだまだ進化できるはず!!

 
次は11月11日(月)の【解説篇】でお会いしましょう。
 

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