5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1653号
助動詞 might の訳し方を考えてみよう 解説篇
配信日:2019年6月17日
週末は関西出張でしたが、うま~く大雨を回避して、東京に戻ってくることができました。
そしてちょうど帰ってきたときには小雨状態で、帰宅してから大雨に。
どうやら、私に天気の神様がおりてきているようです(笑)。
それではメルマガ本編に行ってみましょう!
助動詞 might の訳し方を考えてみよう
助動詞は can、may、must、should といろんな種類があって、訳し方を覚えるのも大変です。
そのせいか最近答案を添削指導していて思うのは助動詞の理解が弱い受験生がとても多いということ。
大学院秋入試前のこの時期に助動詞とは何か、そして今回は might の訳し方を見ていきましょう。
なぜ助動詞が大事かというと、助動詞はその名の通り、動詞を助ける、
つまり、動詞と組み合わさって意味を添える役割をします。
例えば、否定文を作るときに現在形なら do not や does not としますよね?
この do も助動詞扱いなんです。
意外ですよね。
確かに肯定文と do not の使われた否定文では意味が全然違ってきます。
その意味でも助動詞の把握がいかに大切かがわかりますよね!
さて、might という助動詞は長文英語ではよく使われます。
might というと may の過去形とだけ覚えている方が多いようですが、実際の英文では現在形でも使われます。
現在形の英文で使われると、
「…かもしれない;…だろう」
という意味になります。
確信度的には could よりも強くて、may よりも弱いなんて定義されていますが、実際にはほぼ may と同義で使われることが多いようです。
次の英文で用法を確認しましょう。
助動詞 might が使われているので、My son might become a researcher は
「息子は研究者になるかもしれない」
となります。
そして、with 以下では親にそう思わせる息子が持つ能力について触れていますね。
with his strong analytical skills は「高い分析力を持って」となります。
したがって全訳は以下のようになります。
「息子はその高い分析力を持って研究者になるかもしれない」
現在時制の英文で使われている might は「…かもしれない;…だろう」という訳し方でほぼ大丈夫です。
よくある間違いは
「…に違いない」「…すべきである」
というように、must や should の意味と混同してしまっているパターンです。
助動詞の整理ができていないことがわかる間違いとも言えますね。
それでは might が過去時制の英文で使われた場合の意味を見ていきましょう!
次の英文で用法を確認しましょう。
might've は might have の省略形。
発音するときは「マイタブ」となります。
この英文は弊社から発刊された書籍
『使えるフレーズがどんどん頭に入る! シミュレーション英会話』
の第4章の「過去の出来事に対する気持ち」の用法からの一例です。
すでにお持ちの方はP200をチェックしてみてくださいね↓
少し長くなってきたので、
この例文の解答は次回の【解説篇2】で解説します。
また、今回のテーマを踏まえた課題文を出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。
編集後記
今回の might のネタですが、実は『大学院英語 入試対策講座』の答案の添削指導をしていて思いついたネタなんです。
「ここで間違うだろうなぁ」とこちらが予測している箇所とは違うポイント。
might は大丈夫だろうと思っていたら、勘違いして覚えている方が多いようです。
教える側としても気づかされます。
それにしても、might を間違えた受講者さんは添削指導を受けてくれて本当に良かったと思います。
今ならその勘違いを修正することで入試に間に合わせることができますからね!!
添削指導を受けないと気づけない勘違いがきっとあなたにもあるのでは?
3ヶ月後の秋入試合格を本気で考えている方は講座で今のうちに添削指導を受けておきましょう。
添削指導を受けて、その癖を直すだけでも大学院入試の点数は20~30点くらい変わりますよ!
即効性があるのが添削指導のいいところです。
次は6月20日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
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