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第1631号 指示語が指すものを常に意識する 添削篇1

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1631号
指示語が指すものを常に意識する 添削篇1

配信日:2019年3月25日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

前回のメルマガで出題した課題文はいかがでしたか?
たくさんの投稿をありがとうございました!

今回は課題文の解答を説明し、皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきますね。
 

指示語が指すものを常に意識する 課題文の解答・解説

先週は「指示語が指すものを常に意識する」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

Mr. Simon asked his research participants to answer a great number of questionnaires and e-mail to him to probe into ambiguities of perception. However, it was even more troublesome than other tasks for them.

第1文の ask ~ to … は「~に…するように依頼する」。

この用法を踏まえて文構造を確認しておくと、

ask ~ to answer … and (to) e-mail to him …

という構造で、and の後の動詞 e-mail もasked ~ to … の後に続く部分となります。

 
research participant は「被験者;実験参加者」というのが定訳。

指示語 his は Mr. Simon を受けています。

a great number of questionnaires は「非常に多くのアンケート」となります。

e-mail to him は「彼にメールを送る」で、指示語 him は Mr. Simon を受けています。

to probe into ambiguities of perception は副詞的用法の不定詞句なので「…するために」という意味。

probe into ~ は「~を探る;~を調査する」。
目的語の ambiguities of perception は「知覚の曖昧さ」。

この部分は直前の e-mail to him だけでなく、answer a great number of questionnaires にもかかっていると考える方が文脈的に自然です。

 
ということで、第1文の和訳は以下のようになります↓

「シモン氏は知覚の曖昧さを調査するために被験者に非常に多くのアンケートに回答し、彼にメールを送るように依頼した」

 
次に第2文を見ていきましょう。

主語の it は前文の
「非常に多くのアンケートに答えてシモン氏にメールをする」
という内容を受けています。

「それは」では何を指すかが曖昧なので、「その作業」と内容を受けて訳すといいでしょう。

 
even は more troublesome という比較級の程度を強める副詞です。

「~ですら」ではなく「一層;はるかに」というニュアンスで使われています。

比較対象となるのは other tasks「他の作業」で、for them の them は research participants を受けています。

 
つまり

「その作業は被験者にとって他の作業より一層面倒だった」

というのが第2文の和訳となります。

 
したがって、上記の訳をつなげると、今回の全訳は以下のようになります。

【今回の課題文の和訳解答例】
「シモン氏は知覚の曖昧さを調査するために被験者に非常に多くのアンケートに回答し、彼にメールを送るように依頼した。しかし、その作業は被験者にとって他の作業より一層面倒だった」

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を添削していきます。

また今回は質問テーマとして
「あなたは今年お花見をする予定ですか?」
もあわせて回答していただいています。

【1】

keihiroさん

>スミス氏は、彼の調査関係者に多くのアンケートに答え、
>不明瞭なところを徹底的に調べて、電子メールで返答するように求めた。
>しかしながら、彼らにとっては、そのような要求は、他の業務よりたいへん厄介なことですらあった。

to probe into ambiguities of perception の不定詞句は副詞的用法なので、「…するために」という意味になります。

ambiguities of perception は「知覚の曖昧さ」という意味なので、「知覚の曖昧さを調査するために」となります。

>現在、九州旅行中です。
>福岡、大分で現在進行中です。
>北海道から来ているので、今年は2回花見ができそうです。

九州は少し暖かそうなので、開花が早そうですね。
大分ということは別府とかで温泉旅でしょうか?

-------------

【2】

mizさん

>サイモンさんは彼の研究仲間に大変多くの質問に答え、
>知覚の曖昧さを精査するため彼に電子メールを送信するよう要求した。
>しかし、この作業は彼の研究仲間にとって他の作業よりさらに一層困難であった。

research participant は「被験者;実験参加者」。
実験系の英文では特にこのように訳されます。

また、to probe into ambiguities of perception の不定詞句は answer a great number of questionnaires にもかかると考える方が自然ですよ。

不定詞句の副詞的用法ですから、動詞にかかります。
probe into という動詞も修飾しているわけですね!

>自宅庭にソメイ吉野があり、毎年居間から花見を楽しんでいます。
>今日(3/20)現在、つぼみは膨らんでいますが、開花はあと5日くらいかかりそうです。
>今年こそ桜の花の塩漬けを作りたいと企んでいます。

ご自宅に桜の木があるのですか!?
すごく贅沢な空間ですね。
家でお花見ができるなんてうらやましい。

-------------

【3】

ぽこあぽこさん

>サイモン氏は彼の研究参加者に、たくさんのアンケートに答え、知覚の曖昧さを探り彼に電子メールするよう頼んだ。
>しかし、そのことは、彼らにとって他の仕事より、一段と厄介な事にさせた。

第2文の主語の it を「そのことは」と訳されていますが、これだと少し曖昧ですね。

「非常に多くのアンケートに答えてシモン氏にメールをする」という内容を受けているので、「その作業は」と訳してみるといいでしょう。

>ウオ-キングしている所が桜の名所なので、今年は桜を見ながらしてみようと思います。

お散歩コースに桜の名所があるんですね!
その時期はいつもより心地よく歩けそうです。

-------------

【4】

えすめらるださん

>サイモン氏は認識の曖昧さを調査するために研究協力者たちに
>大量の質問事項に電子メールで回答するよう依頼した。
>しかしそれは協力者たちにとって他の依頼に比べさらに手間のかかるものだった。

きちんと訳せているのですが、1点気になったのは「電子メールで回答する」という訳です。

文構造的には ask ~ to answer … and (to) e-mail to him … となり、この e-mail も動詞扱いなんです。
ですから忠実に訳すと

「~に回答し、そしてメールで送信するように依頼した」

となるわけです。
and が何と何を結んでいるかを意識してくださいね。

-------------

ということでまだ紹介できていない分も含めて、木曜日発行の【添削篇2】で引き続き添削していきますね!

また、メルマガ誌面とは別に公式Twitterでも間違いをシェアできそうな投稿には添削指導をしています。

あなたの投稿が添削されるかもしれないので、Twitterをフォローしてくださいね!!

 

編集後記

前回が水曜日配信だったので、今回は締切まで時間があったおかげか、いつもよりたくさんの投稿をいただきました。

しかも、メッセージ欄では

「実家が大阪なのですが、関東在住のため先生に会いに行けません。ぜひ、関東でもイベント開催をお願いいたします」

「ジュンク堂での新刊記念イベントが、大盛況であるようにお祈りいたします」

といったイベントに関するコメントをくださった方も!!

嬉しいです。ありがとうございます。

 
29日はプレミアムフライデーらしいですよ!
そういえば、そんな名称でしたね(笑)。

本屋さんで英会話学習の話を聞く月末ってのもちょっとプレミアムなひと時になるかも!?

お会いできるのを楽しみにしています。

 
次は3月28日(木)の【添削篇2】でお会いしましょう。

 

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