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第1629号 指示語が指すものを常に意識する 解説篇

更新日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1629号
指示語が指すものを常に意識する 解説篇

配信日:2019年3月18日

日が長くなってきたなぁと思ったら、もう今週は春分の日。

そしてお彼岸ですね!

お墓参り……は次の帰省の時にするので、おはぎを食べて過ごすことにします(笑)。

それではメルマガ本編に行ってみましょう!

 

指示語が指すものを常に意識する

今回の学習テーマは「指示語」です。

英文の読解力を上げるためのポイントは「文脈」の把握にあります。

 
この文脈・・・要は英文全体の話の流れを理解するのに欠かせないのが指示語なんです。

指示語をきちんと読めているかどうかが文脈の理解を大きく左右します。

 
「指示語」って何のこと?

という読者さんもいると思うので、復習しておきましょうね。

 
指示語とは、前に述べられた語句や内容を指し示す働きをします。

英語も日本語と同様に同じ表現を繰り返しことを避ける言語です。

ですから、その繰り返しを避けるために主に代名詞という形で指示語がよく使われます。

 
he や she も指示語の仲間です。

ただ、he →「男性」、she →「女性」というイメージがすぐにわくので、he や she がそれまでに出てきた誰を指すかは比較的わかりやすいはずです。

 
困るのが、it や they ですね。
目的語になると、it や them ですが、これも多くの受験生が悩みの種となります。

「それ」「それら」

では既出の何を指しているのか、とてもわかりにくいですよね?

 
そして、this や that も指示語の仲間です。

この this や that も単体で使われた場合、それらが何を指すかをイメージすることが大事です。

 

次の例文で確認してみましょう。

They say that Japanese people tend to be shyer than American.
This might be true for older generations.

 
第1文の They say that … は「…だと言われている」という定型表現。

tend to … は「…する傾向がある;…しがちである」。
shyer は shy「内気な」の比較級になります。

shier とすることもあるようですが、shyer の方が一般的です。

 
ということで、第1文は

「日本人はアメリカ人より内気な傾向にあると言われている」

となります。

 
それを受けて第2文では This という指示語が主語になっていますね。

この This を「これ」と訳していては何を意味しているかが不明瞭です。

 
ではこの This は語句を受けるのでしょうか?
それとも内容を受けるのでしょうか?

その後を見ていくと・・・

true for ~ は「~に当てはまる」ということ。
older generations は「高齢層」なので、

「これは高齢層に当てはまるだろう」

となりますね。

 
さて This「これは」が何を指すかですが、
ここまでくれば予想がつくように第1文の「日本人はアメリカ人より内気な傾向になる」という内容を受けています。

ですから、この This は「このことは」、もしくは「この傾向は」と訳すと、よりわかりやすくなります。

「この傾向は高齢層には当てはまるだろう」

となり、「これは」とするよりも意味がよりはっきりとくみ取れますよね?

 
指示語はこのように何を指すのかを適宜訳してあげることが大事です。

ということは、英文で指示語が出てくるたびに何を指しているかを把握することが大切。

「これは」「それは」と思い描くだけでは文脈を見失うことになってしまいますよ。

 
というわけで、今回はここまで。

 
指示語については私の書籍『大学院入試の英文法』でもさらに実践的な英文で解説していますので、あわせて読んでおくと理解度がさらにアップしますよ!!

大学院入試に向けての基礎固めに最適な一冊です!!↓

 
次回の【解説篇2】で宿題の詳しい解説を行います。
さらに今回のテーマを踏まえた課題文も出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。
 

編集後記

先日、世界規模で赤いものがなくなりつつあるというビックリなニュースを教えてもらいました。

何でも赤の染料が中国で取れるらしいのですが、環境規制の強化のため、染料メーカーの操業停止が相次いでいるんだとか。

赤って目立つので、いろんなものに使われていますよね。

信号や自動車のテールランプをはじめ注意を喚起するものはだいたい赤です。

「SALE」「特売」というシールもだいたい赤ですよね!(笑)

もしかしたら別の色で代用される日が来るかもしれません。
近々赤いものの買い占めが起きたりして…。

 
さて、次回のメルマガですが、木曜日の21日が春分の日で休日です。

なので、明後日20日(水)に配信します。

明後日にはもう課題文のメルマガが届きますので、今回の内容をはやめに復習しておいてくださいね!

 
次は3月20日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
 

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