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第1708号 文中に挿入される分詞構文 添削篇2

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5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1708号
文中に挿入される分詞構文 添削篇2

配信日:2020年01月16日

こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。

1月も後半戦に折り返しですね。

ようやく正月気分も抜けてきて、エンジンがかかってきた頃では?

さて、『心理系大学院 入試対策講座』の秋入試の合格者から新しい体験談が届きました。

教育実習などで忙しい中で、講座での対策を進めて東京学芸大学大学院に見事合格されました。

勉強法がかなり詳しく具体的に書かれているので、受験勉強の参考にしてみては?

 
さて前回に引き続き、今回もこの課題文に関して
皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきます。

 

課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~

このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を前回に引き続き添削していきます。

先週は「文中に挿入される分詞構文」というテーマで以下のような課題文を出題しました。

An excessively high self-esteem, helping us overestimate our ability and value, can set up us for being presumptuous and arrogant.

 
また今回は質問テーマとして
「今年一年の抱負を漢字一文字で表すと何ですか?」
もあわせて回答していただいています。

 
【1】

beaconさん

>あまりにも高い自尊心は、私たちの能力や自身に価値がある事を促進させ、
>そして生意気で横柄な態度になる仕組みとなります。


helping us overestimate は【help+O+動詞の原形】で
「Oが…するのを助ける」の用法。
しかも、overestimate は「~を過大評価する」なので、

「~を過大評価するのに一役買う;~を過大評価することを助長する」

と訳したいところです。

【help+O+動詞の原形】は動詞の原形の前にあるべきto不定詞が省略されている用法なので、この機会に覚えておきましょうね。

>実です。何事も実行できる事はしたいです。
>人として装うのではなく、実のある人間になりたいです。
>そして、実りある一年になればいいなと。


なんだかんだあるでしょうが、一年の終わりに「実りある一年だった」と思えればそれは最高の一年なんでしょうね!

-------------
 
【2】

なぎさん

>我々の能力や価値を過大評価させる高すぎる自尊心は、
>我々を無遠慮であったり傲慢にしうる。


helping us overestimate our ability and value を後ろから、An excessively high self-esteem にかかるように訳し上げていますが、helping の前にカンマがあるので、helping ~ and value は分詞構文扱いになります。

つまり

Helping us overestimate our ability and value, an excessively high self-esteem can set up ~

という分詞構文に置き換えて和訳を考える必要がありますよ。

>いつも拝見しています。
>今年の秋入試に向けて勉強中で、
>勇気を出して投稿しようと思いました。


初投稿がんばりましたね!
まずは構文の見直しをして、和訳を再考してみましょう。

-------------
 
【3】

ぽこあぽこさん

>過度に高い自尊心は、私たちの能力や価値を過大評価して、
>私たちを僭越で傲慢になるよう落とし入れます。


「おとしいれる」というニュアンスは英文にはありませんよ。

set up us for ~ は「私たちを~の状態にする」という意味です。

make O C「Oを~の状態にする」と同じような用法となります。

>「進」です。
>が時々周りが見えないこともあるので、
>ゆっくり進みたいです。


ゆっくり着実に歩んでいきたいですね!

あまりに急すぎると心が追いつかないので、仕事もプライベートもゆっくり一歩ずつが理想です。

-------------
 
【4】

Shiorinさん

>能力や価値の過大評価。助長する過度な自尊心は、
>横柄で押しつけのある人になる。


helping us overestimate our ability and value を「能力や価値の過大評価」と1つの名詞句のように訳していますが、この部分は分詞構文です。

分詞構文ということは省略されている接続詞と主語を補ってあげないといけません。

As an excessively high self-esteem helps us overestimate our ability and value

となるので、見直してみましょう。

-------------
 
【5】

Takehiro Okadaさん

>高すぎる自尊心は、その人の能力と価値を過大評価するのに
>手を貸すが、生意気で、尊大にさせるかも知れない。


「~するのに手を貸すが」となっていますが、省略されている接続詞を Although くらいで考えられたのでしょうか?

文法上の定義ではあり得るのですが、実際の分詞構文で Although を補うことはあまりありません。
As か When が省略されていることがほとんどなんです。

覚えておきましょう。

>なかなか文法書だけでは理解できていない部分を
>理解できるように役立てたいと思います。


文法書は定義をきちんと網羅して解説していますが、今回の分詞構文の接続詞のように、「実際の英文では…」となると、少し話が違ってくることもあります。

これが、まさに実践レベルの学習ですね。

-------------

 
今回の添削指導はいかがでしたか?

メルマガで紹介しきれなかった投稿は、
十分に出来のよいものであったり、
他の方と同じような間違いをしているものです。

よくある間違いや工夫した訳し方を共有することで、
次回に生かすようにしましょうね。

公式ツイッターでは、今回の投稿和訳で間違いをシェアできそうなものを添削指導しています。
*SDATA1*さんの投稿が添削されるかもしれないので、ツイッターをフォローしてくださいね。

デルタプラス公式LINEでは和訳のヒントを配信中。
 

今回の秀作 ~この和訳投稿が今回のNo.1~

今回もたくさんの和訳投稿をありがとうございました!!

その中から編集部が厳選したNo.1の和訳投稿はこちらです。

菫さん

>過度の高い自尊感情は、自身の能力や価値の過大評価を助長するので、
>生意気で尊大な人間になってしまう可能性がある。


overestimate は動詞扱いなので、「過大評価」ではなく「過大評価する」とした方がいいのですが、そこを差し引いても安定した訳になっています。

分詞構文で補う接続詞も適切ですし、助動詞 can の可能性のニュアンスにも気を配って訳せていますね!

初投稿ということですが、よくがんばりましたね。

ということで、今回のNo.1とさせていただきます。

 
それでは次回も皆さんからの、力の入った投稿和訳をお待ちしています。

 

編集後記

iPhoneのバッテリー劣化がいよいよひどくなり、一日2~3回も充電しないと使えなかったので、Apple Store までバッテリー交換で行ってきました。

あそこに行くと近未来感がすごくて、接客スタイルもアメリカっぽく、いろんな国籍の人が働いていて、何度行っても自分の場違い感が半端ないですね。

 
今回はエレベーターで4階に上がるように案内されたのですが、エレベーターに乗っても「開く」のボタンしかない。

「おや、これはどういう仕組みなんだろう…」

と4の数字らしきところはあるのですが、触っても反応しないし、明らかにボタンではない。

「閉まる」のボタンもありません。

 
2回ほど乗ってみてわかったのはどうやら本当に開くボタンしかないみたいですね。

適当に閉まって、あとは各階に止まるから必要なところで降りてくださいという仕組み。

詳しい説明書のないiPhoneのように、自分で触って理解してねってことでしょうか。

 
むむむ、おしゃれが過ぎるぜ(笑)。

 
次は1月20日(月)の【解説篇】でお会いしましょう。
 

 

 

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