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第1697号 分詞構文の読み解き方 解説篇

投稿日:

5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1697号
分詞構文の読み解き方 解説篇

配信日:2019年11月25日

前回の「接続詞」の課題文のポイントとメルマガで紹介したもの以外の添削指導を復習篇ページにまとめてみました。

前回分の復習に役立ててくださいね!!

 
それではメルマガ本編に行ってみましょう!

 

分詞構文の読み解き方

今週のテーマは分詞構文です。

「分詞構文をメルマガで扱ってください」というご要望があったので、今回から取り上げていきますね!

 
さて、分詞構文とは分詞だけで

「接続詞」「主語」「動詞」

という3つの働きをしてしまう用法のことです。

 
3つも同時にですよ!!
すごいですよね?

 
それでは例文を交えて、基本的な用法をおさらいしていきましょう。

 

次の英文を和訳してみましょう!

Having lived in London, she can speak English well.

 
分詞構文では、副詞節の部分の接続詞と主語が省略され、動詞が分詞の形になる用法です。

ということで、副詞節をもとの形に戻すことを考えましょう。

主語は主節と同じ she になります。

Having lived in London は has lived in London
そう、ここは現在完了になるわけですね!

 
she has lived in London「彼女はロンドンに住んだことがある」

she can speak English well「彼女は英語を上手に話すことができる」

この2つの節を結ぶ適切な接続詞は、「…なので」という理由を表す as が適当だと分かりますね!

 
つまり、

As she has lived in London, she can speak English well.

「彼女はロンドンに住んだことがあるので、英語を上手に話すことができる」

となるわけです。

 
分詞構文で省略されている主語は主節と同じなので、すぐに見つけることができるはずです。

しかし、接続詞は副詞節と主節の両方の意味から、適当なものを推測しないといけません。

前後の意味から判断するというのは、慣れるまでは難しいかもしれません。

 
参考書などでは、分詞構文で省略される接続詞としては理由を表す as の他にも、時を表す when、条件を表す if、譲歩を表す though なんかが挙げられています。

ところが、実際によく使われるのは、as と when くらいです。

if や though が省略されているケースはほとんどありません。

ということは、分詞構文らしき箇所を見つけたら、まずは as か when を当てはめてみてください。

 
ということで、ここまでの内容を踏まえて以下の分詞構文を和訳してみましょう。

 

次の英文を和訳してみましょう!

Unwilling to accept stern reality, she avoided any social interaction for a while.

分詞構文が使われているのは、Unwilling to accept stern reality ですね。

省略されている主語は主節と同じですから、she となります。

 
それでは接続詞はどうなるでしょうか?

as か when、どちらをあてはめると、意味がつながりますか?

また、Unwilling となっていますが、時制はどうなるでしょうか?

 
少し長くなってきたので、これは次回までの宿題にしましょう。
自分なりに解答を考えておいてくださいね!

 
次回の【解説篇2】では今回のテーマを踏まえた課題文を出題し、和訳投稿も受け付けますので、楽しみにしていてください。

 

編集後記

一気に寒くなりましたね~。

今月はすでに2回も鍋をしてしまいました。

手軽に作れますし、冷蔵庫の余った食材でちゃちゃっとできるので、ついつい作ってしまいます。

我が家では薬味として細かく刻んだにらをポン酢と合わせてタレとして使っています。

野菜、魚、肉、何にでもマッチしますよ。

何気ににらってすごくて、ポン酢だけでなく醤油と混ぜて冷蔵庫で一晩寝かせておくと、餃子にも合うタレに変身します。

お好みでラー油をたらしてみるのもいいかも!!

ぜひ作ってみてくださいね。

 
次は11月28日(木)発行の【解説篇2】でお会いしましょう!
 

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