5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1643号
省略される関係代名詞 添削篇1
配信日:2019年5月13日
こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。
前回のメルマガで出題した課題文はいかがでしたか?
たくさんの投稿をありがとうございました!
今回は課題文の解答を説明し、皆様からお寄せいただいた和訳投稿を添削していきますね。
省略される関係代名詞 課題文の解答・解説
先週は「省略される関係代名詞」というテーマで以下のような課題文を出題しました。
The government made it mandatory はmake O C「Oを~の状態にする」の用法が使われているので、
「政府はそれを義務づけた」
となります。
この時点でSVOCの第5文型ですね。
it は to disclose information ~ を受けています。
つまり政府は to 以下のことを義務的にしたということです。
for food companies は to 以下の不定詞の意味上の主語。
disclose information about food value は「栄養価についての情報を公開する」。
food value は「栄養価」という意味です。
their genetically modified food products の their は food companies「食品会社」を受けています。
そして、genetically modified food products は「遺伝子組み換え食品」という意味になります。
genetically modified food でも同様の意味になりますが、昨今よく使われる表現なので覚えておくといいでしょう。
最後の、they would bring to the market の箇所は今回のテーマとも関わる関係代名詞が省略されている箇所です。
their genetically modified food products they would bring to the market
では they の前に関係詞を補わないと英文のつながりがおかしいですよね?
ここで違和感に気づけるかどうかであなたの今の読解力がはかれるはず。
ここでは目的格の which を補いましょう。
their genetically modified food products (which) they would bring to the market
先行詞は their genetically modified food products で、they would bring to the market という関係代名詞節では
they would bring (their genetically modified food products) to the market
の位置に入るわけです。
bring ~ to the market は「~を市場で売り出す」という意味。
ちなみに would が使われているのは、過去から見た未来だからです。
つまり、「これから市場で売り出そうとする」と過去の時点から見た未来になるから、would が使われているわけですね!
したがって、上記の訳をつなげると、今回の全訳は以下のようになります。
【今回の課題文の和訳解答例】
「政府は食品会社が市場で売り出す遺伝子組み換え食品の栄養価についての情報を公開することを義務づけた」
課題文添削 ~読者の投稿和訳を添削指導~
このコーナーでは、前回出題した課題文に関して皆様からお寄せいただいた和訳を添削していきます。
また今回は質問テーマとして
「ゴールデンウィークはどのように過ごす予定ですか?」
もあわせて回答していただいています。
【1】
Tomさん
>政府は、食品会社が市場に投入したいと思う遺伝子組換え食品の
>栄養価についての情報を開示することを義務づけていた。
they would bring to the market の would の訳出を少し迷われた印象です。
この would は過去から見た未来を示す would です。
なぜそうなるのかというと、英文が The government made it ~ と過去形だからです。
その過去から見て「これから市場で売り出す」から would となっているわけです。
>長年継続させていただいておりますが、今回の there is の構文で
>whoが省略可能なことなど、新しく知ることが多数あり、
>たいへん勉強になります。ありがとうございます。
どんなルールにも例外がつきものです。
there is の構文での主格の関係代名詞省略も例外です。
こうした機会に例外をインプットしていきましょうね。
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【2】
Beaconさん
>その政府は、各食品会社に対して、遺伝子組み替えの生産物を市場に
>持ち込んでいるであろうその食品の価値についての情報を明らかにするよう義務付けた。
they would bring to the market がどこを修飾しているかが難しかったようですね。
which を they の前に補うと which they would bring to the market というつながりになります。
先行詞は their genetically modified food products なので、「食品会社が市場で売り出す遺伝子組み換え食品」という訳になりますよ。
>課題文が、私には難しいですがチャレンジしています。
課題文はいくつか引っ掛けポイントがあるので、少し難しいかもしれませんが、必ず力になるので、チャレンジを続けてくださいね。
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【3】
shioriちゃんさん
>政府は、食品会社が売ろうとしているであろう遺伝子組み換え食物の
>栄養価(成分)の情報開示を強制的に行わせた。
bring ~ to the market は「~を市場で売り出す」という意味なので、「市場に売り出す遺伝子組み換え食品」とするといいでしょう。
would のニュアンスをくみ取って「売ろうとしているだろう」とされたのだと思います。
ただ、少しぎこちないので、「売り出す」としてもいいでしょうね。
>例文と一緒に定期的に学べるので、とても勉強になっています。
ありがとうございます。
例文があると用法もわかりやすいですよね!
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【4】
hanaさん
>政府は、市場に出す遺伝子組み換え食品の評価を公表するように
>食品会社へ義務づけた。
全体的にきちんと訳せていますが、food value の訳だけ気になりました。
value という単語は「価値」と訳されますが、food value となると「栄養価」という意味になります。
そこだけ見直しておいてください。
>スマホで見れて便利です。
>課題文は投稿もできて、他の方の投稿も見れるので、
>みんなで勉強している感覚があって楽しいです。
毎回いろんな方が投稿してくださるので、
みんなで勉強している感はありますよね!
一人じゃないから続けられるんだと思います。
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ということでまだ紹介できていない分も含めて、木曜日発行の【添削篇2】で引き続き添削していきますね!
また、メルマガ誌面とは別に公式Twitterでも間違いをシェアできそうな投稿には添削指導をしています。
あなたの投稿が添削されるかもしれないので、Twitterをフォローしてくださいね!!
編集後記
今回の投稿和訳ではこのメルマガの感想も一緒に送っていただきました。
「他の方の投稿を見るのが楽しみです」
「直訳と意訳の違いがよくわかります」
などなど、私もあらためてこのメルマガの強みが何かを知るよい機会になっています。
ありがとうございます!!
いただいた感想の中から厳選して、オフィシャルサイトのメルマガ登録ページの方に掲載させていただきますね。
さて週末は夏日のところもあり、お出かけ日和でしたね。
私も久々に友人と食事して、リフレッシュしてきました。
ここしばらく仕事の会話しかしていなかったので、どうでもいいことで笑ったりできる友達の存在って本当にありがたいなぁって。
というわけで、今週もまたがんばりましょう!
次は5月16日(木)の【添削篇2】でお会いしましょう。