5分でマスター!英語和訳のノウハウ 第1634号
複数の指示語を含む英文の訳し方 課題文
配信日:2019年4月4日
こんにちは。
デルタプラスの湯川彰浩です。
新元号は
「令和」
に決まりましたね!
響きが古くさくなくて私は良い元号だなと思いました。
平成ともあと1ヶ月弱でさようなら。
そう思うと、寂しさもありますが、その分、新しい時代の到来に期待大ですね!
さて、今回は投稿和訳のコーナーがありますので、解説を読んで、是非とも投稿してくださいね。
皆さんからの力のこもった和訳をお待ちしていますね!
また、課題文のヒントを本日15時ごろにLINEで配信予定です。
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複数の指示語を含む英文の訳し方 課題文
今週は「複数の指示語を含む英文の訳し方」というテーマで1つの英文に2つ以上の指示語があるケースを解説しています。
「1つの英文に2つ以上の指示語がある」
と言えば、、、前回の課題文はまさにそうでしたよね!
どんな英文だったか覚えていますか?
以下の英文の指示語の意味を考えてみましょう!
However, it was even more troublesome than other tasks for them.
「シモン氏は知覚の曖昧さを調査するために被験者に非常に多くのアンケートに回答し、彼にメールを送るように依頼した。しかし、その作業は被験者にとって他の作業より一層面倒だった」
第1文の his research participants の his は Mr. Simon を受けています。
e-mail to him の him も Mr. Simon を意味します。
第2文の it は前文の内容を受けて
「非常に多くのアンケートに答えてシモン氏にメールをすること」
を指しています。
for them の them は research participants を受けています。
というわけで、これくらいの分量の英文で4つも指示語が使われているわけです。
特に it は内容をまるまる受けることがあるので、語句を受けるのか、それとも内容を受けるのか文脈から判断しないといけません。
さらに、they や them は指示語でも「複数」のものを指しています。
ということは既出の語句で複数形の語句はないかと探しましょう。
複数の人を指すこともあれば、複数のモノを指すこともあります。
当然、モノを指しているのに「彼らを」と訳しているようでは
「この人はきちんと文脈を読めていないな」
という判断を採点官にされますよ!!
「指示語を理解することは文脈を理解すること」
と何度もメルマガでお伝えしています。
その理由は、指示語の訳し方を見るだけで、「文脈を読めているかどうか」という解答者の読解力が手に取るようにわかるからなんです。
「それは」「それらを」「彼らを」というように適当な読み方をしないよう心がけてください。
指示語については私の書籍『大学院入試の英文法』でもさらに実践的な英文で解説していますので、あわせて読んでおくと、理解度がさらにアップしますよ!!
秋入試に向けて売れてるみたいです!!
それでは、ここまでの内容を踏まえて今回の課題文にチャレンジしてみてください!!
以下の課題文の和訳を投稿してみましょう!
難易度【★★★】
この課題文のヒントを
本日15時ごろにLINEで配信予定です。
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さて、今回の質問テーマは、
「『令和』という新元号にどんな印象を受けましたか?」
です。
日本の古典からの出典で、私はいいなぁと思いましたが、中にはまだしっくり来ていないという人もいるでしょうね。
また、こんな時代になればいいなという想いもあれば、ぜひぜひ教えてくださいね!
投稿していただいた和訳は来週にお届けする【添削篇】で添削して解説していきます!
投稿に参加すると、メルマガを読むのがもっともっと楽しくなりますからね!
編集後記
新元号は私個人としては
「あ行」 or 「か行」
だと勝手に予想していました。
今回の選考でもれたという「英弘」とかまさにあり得そうだなと。
もしくは、元号のグローバル化を狙って世界的に浸透しているキャラクターから
「光宙」(ピカチュウ)
だったら、“P行”でまさかのキラキラ元号か!?
・・・と密かに思っていましたが、さすがにそこまでは振り切れなかったですね(笑)。
そういえば、「昭和」のときは「昭」くんと「和子」ちゃんという子がたくさん誕生したそうです。
「令」は男子、女子どちらにも使えそうなので、しばらく名前にたくさん使われそうですね。
次回は4月8日(月)発行の【添削篇1】でお会いしましょう!
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